ハリウッドで映画化進行中！
女性ギャンブラーのジェットコースター逆転人生

ハリウッドでは、「バカラマシーン」の異名を持つ女性ギャンブラーの映画化が進行中ですが、このほど、主演にオウクアフィーナが決定したと伝えられました。

「え？誰それ？」と思われたあなた。実は、彼女はアジア系ハリウッド女優として近年、人気がうなぎ登りの実力派なのです。2018年に公開され、日本でも話題になった「クレイジーリッチ」をご覧になった方は覚えがあると思いますが、ブサイクでお調子者だけど熱い友情で主人公を支えた金髪娘を演じました。画像の一番左端の女性です。「オーシャンズ８」でも、並み居る美人女優の中で存在感が光ってましたね。

そんな彼女がハリウッド最新作の主演に抜擢されたのが「バカラマシーン」です。ある中国人女性がギャンブルを通して繰り広げた波乱万丈な人生を描きます。その女性とは、“ケリー”というニックネームで呼ばれるチャン・イン・サン。現在40歳。銀行業を営む豊かな家族の元に生まれましたが、父親が文化大革命の犠牲者となり、財産をすべて奪われ家族もろとも極貧生活を余儀なくされました。靴さえ買うことができず、母親の手作りの靴で寒さに耐えたそうです。毛沢東亡き後、父親は釈放され、木工品の工場経営で再び富を築くことに成功します。ケリーはというと、15歳の頃には中国版ポーカーにのめり込み、偽の身分証を使ってマカオへギャンブルクルーズに出かけ、未成年ながら元手の1500ドルを使ってバカラで15万ドル稼ぎ出しました。すでにして波乱万丈です。

20代になるとさらにギャンブルに磨きをかけ、世界中のギャンブルスポットに出かけては派手にお金をつぎ込みました。もちろん、カジノ側はケリーが来るとウハウハです。何しろ豪快に使って豪快に負けてくれるのですから。モンテカルロ、ラスベガス、マカオなどトップクラスのカジノが彼女をVIPとして迎えます。彼女の歩く先にはレッドカーペットが敷かれ、ペントハウスのスィートでシャンパン飲み放題、ルームサービスし放題、買い物のための優待券を進呈という手厚さ。それというのも300万ドルもの大金をカジノでスってくれるからです。恐るべしケリー。

そんなケリーが2006年ラスベガスで、とあるプロギャンブラーに出会いました。スティーブン・ブラック。彼は、様々なエッジ（賭けの利点のようなもの）を見出して生計を立てていました。ケリーは自分がカジノでプレイするのは単に運試しでしかなかったことを痛感し、ブラックに弟子入りを申し出ます。その日から、彼女はプロのギャンブラーとしてブラックのやり方を学び始めました。

ところが、ケリーときたら自己流を捨てきれなかったんですねえ。友人とラスベガスのMGMグランドでギャンブルした際、大金をスってしまった友人にマーカー（小切手のようなもの）を使ってお金を貸してあげたのが運の尽き。

6ヶ月間のパリ旅行を終えてアメリカに入国直後、警察に逮捕されます。なんと友人はトンズラ。MGMに10万ドルの借金を踏み倒したとしてラスベガスのクラーク郡拘置所に留置されます。

再びどん底に突き落とされたケリーの逆転人生はいかに？！

本物のケリーさんはこちら。

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